本事業は株式会社パソナが世田谷区の
委託を受けて実施する事業です。

集中支援企業事例
世田谷で働こう!では、「採用」や「定着促進」など未来を担う「人材」にかかわる課題解決に取り組み、採用前から採用後まで個別に一貫したコンサルティングを行っています。
2022年度から、企業さまの協力を得て集中的におこなったコンサルティングの取り組みについてご紹介します。
Step1:事前ヒアリング実施
Step2:一緒に課題抽出を行う
Step3:アクションシートを作成 ※企業・事務局が同じ方向を目指していることを確認
Step4:課題に沿ってコンサルティング実施(実施回数3回)
自社の魅力の再発見や合同企業説明会などのイベントでの効果的なプレゼン方法や社員の定着、育成方法などスタッフが一緒に考え、サポートします。
他社の成功事例やサポート方法を共有できるので、課題解決のスピードもあがります!
3社のご担当者さまにインタビュー
■ Case1
「やってみよう」という気持ちになり、動き出すことができました。
人事担当取締役・成宮 様
人事担当取締役・成宮 様
◆企業情報◆
東洋テクノ株式会社空調設備設計・施工、冷媒管用ラック製作・施工。オフィスビル・病院や商業・公共施設などへの業務用・家庭用エアコンの取付及び冷媒配管工事。
◆企業から見た自社の課題◆
就活者にアピールできるポイントが見つからないから定着しない・・・。コンスタントに採用しても、早期退職が多く、定着しない。就活者にアピールできるポイントが見つからない。
若手社員の要求に対しての応え方、ベテラン社員の若手社員に対する適切な指導方法など
◆コンサルティングの進め方・ポイント ◆
課題をひとつずつクリアにしながら進めました。定着をしない理由を聞かれ、いろいろ考えると採用の段階でも問題があるかもしれないことに着目でき、人材要件の明確化を行いました。若い世代の特性もあたらめて理解し、若手社員を採用したいなら、若手社員の声を発信してみようということになり、新たな手法で資料を作成しました。その際に、企業の魅力について、就活者に響くポイントを分かりやすく伝えるための資料を作成でき、魅力の整理を行ったので、プレゼン力もあがりました。
◆コンサルティングを通じ企業の変化◆
ブラッシュアップのきっかけに。定着の課題を深堀すると採用の段階の問題点にいきつき、企業PR新聞作成や自社HP改修などの行動に繋がりました。技術力アピールに繋がるコンテンツや社内コミュニケーション円滑を図るためツール導入も予定するなど、よりよい会社にするための努力をし続けています。
◆企業の感想◆
若手社員の声を会社の魅力として届けました!
業務の繁忙期と重なり負担に感じることもありましたが、自社の課題の改善に向けて提案してもらい、「やってみよう」という気持ちになり、動き出すことができました。同世代の若手社員の声を届けることが効果的だと知り、若い社員を記事にした新聞を作成してアピール。自社の魅力の再発見にもつながり、今後の採用活動にも役立てたいと思いました!合同企業説明会では、若年就活者に分かりやすく魅力を発信し、いつもより多くの就活者が企業ブースを訪れました。

■ Case2
当社独自では出来ない、コンサルティングの息吹を感じました(笑)
人事担当・長島 様
人事担当・長島 様
◆企業情報◆
株式会社ソエジマ建築・塗装・防水・内装仕上げ工事業。
小学校や中学校の建物改修工事、プールの塗装改修工事、集合住宅の大規模修繕工事。
◆企業から見た自社の課題◆
会社の魅力を発信出来ていなかった・・・。働いている自分たちはこの会社の良さをよくわかっていますが、その想いを言葉にするのってとても難しいです。
人材を確保したくても、求人に対して応募・問い合わせが来ない状況の日々は自分たちで打破するしかないと思い立ち上がりました。
◆コンサルティングの進め方・ポイント ◆
応募者ニーズを的確につかみ、企業は何を発信すべきか・・・改めて見せ方までひとつひとつ確認。
企業の魅力を改めて把握し、会社説明会の資料に反映することができました。できるまでには何度も修正を重ね、見え方、魅せ方も事務局と一緒に考えました。資料だけでなく、イベントでのプレゼンの仕方もリハーサルを行い万全に準備しました。自分たちだけはここまで仕上げられなかったと思っています。
◆コンサルティングを通じ企業の変化◆
コンサルティングの重要性を感じたプログラム。
今回、無償でコンサルティングをしていただき、中小企業では出来ない経験を積むことができました。会社の魅力アンケート(会社が独自に作成)では他の社員の方にも協力を仰ぎ、会社全体として採用に関わっているという姿勢を打ち出すことができ、まだまだ工夫できる点があることにも気が付きました。
◆企業の感想◆
応援団が近くにいる!という安心感(笑)
就活者目線でアドバイスを頂くなど、大変参考になりました。またイベントはゴールではないので、イベント後はすぐに、どういった企業が人気があり、今の就活者はどういったポイントを気にしているのかなど、他社の好事例を共有しながら次につなげるミーティングも行いました。自社では手に入らない好事例は大変参考になりました。

■ Case3
就活者が求めていることを理解することが重要
人事担当・林 様
人事担当・林 様
◆企業情報◆
エモーションクリエート株式会社東京支店土木建設業。都営住宅の整備工事や消防庁の防火水槽設置など
◆企業から見た自社の課題◆
合同企業説明会などでは、何を話せば伝わるの・・・?採用活動を通じて入社した成功例がなく、採用しても早期退職になってしまう。
合同企業説明会でPRをしても就活者には響いていないように感じ、若者が求める「風通しの良い職場」「ワークライフバランス」の具体的なことが分からない。
◆コンサルティングの進め方・ポイント ◆
若者(Z世代)の特徴と自社の魅力の共通点探し。資料を用いて、現代の若者(Z世代)の特性を理解すること、他企業の成功例等を共有することで、企業と就活者の気持ちの違いをうめていきました。
どんな人を採用したいのかを明確にし、魅力ポイントを洗い出し、魅力発信チラシにして就活者に配布しました。チラシの活用方法や今後の広報活動に関してのミーティングを行いました。
◆コンサルティングを通じ企業の変化◆
企業として何かできるか・・・考えました
就職活動は、仕事を探している人だけが頑張ることではなく、企業側も発信方法や受け入れ姿勢を整えるべきだということに気づきました。
若者の特性を理解したことで、それに対して企業は何ができるのか、という視点で考えることができました。
◆企業の感想◆
就活者の求めていることは理解し続けなくていけない
採用するためにはまず就活者が求めていることを理解することが重要だと気づきました。
今回のコンサル活動を通じて、弊社の課題も明確になりました。(多忙を理由に、採用に関することの優先順位が下がってしまうことが問題。)採用には繋がりませんでしたが、気づきの多い内容だったと思います。

世田谷区委託事業
本事業は株式会社パソナが世田谷区の委託を受けて実施する事業です。